Not doing but being

主に緩和ケア、認知症、訪問診療、介護、看取り分野の話題です

「うちのセンセイ」

ブログを始めて2ヵ月が経ちました。
なかなか長続きせず、油断すると更新しなくなって
しまうタチなので、今回は敢えてはてなProという
有料のブログに挑戦しています。
さすがにこの週末から数日間は多忙で書けなかった
ものの、有料がプレッシャーになり更新頻度が
上がっているように思います(笑)。
いつも訪問して下さっている方、本当に有難うございます。
やはりアクセスがあるのは、張り合いが出ます。感謝です。

私のブログは緩和ケア、認知症、看取りといった話題が
多く、一般の方々には馴染みがなく景気の良くない話題
であまり面白いものではないという事は分かっています。
ただ、「末期がん」「認知症」「独居」「老々介護」
などは私も皆さんも決して無縁のものではなく、いつか
自分自身や大切な御家族が直面する可能性が高い問題
でもあります

「その時に考えれば良い」という考えで過ごして来た方
が大多数ではありますが、「その時」は考える余裕など
殆どありません
。医療者とて「その時」がやって来れば
迷い途方に暮れるものかもしれませんが、それでも比較的
冷静に、後悔が少ない選択が出来るのは普段から医療の
良い面、悪い面を見ている
からではないかと私は感じて
います。

「ゴールのはっきりしない抗がんで副作用に苦しむ」
「殆ど効果のない認知症の薬でかえって具合が悪く
なったり、介護が大変になったりしている」
「勧められるがままに胃瘻を造り、御本人も御家族
も長い間辛い想いをする」

これらは、医者に「おまかせ」してしまった結果です。
本当にそれで良いのでしょうか。

医療は万能ではなく、過信は出来ませんが、全く無力という
訳でもありません。皆さんがより良く生きるために上手
に利用して頂ければというのが私の願いです

さて、本日は前回のDr.キリコさんに続いてもう一つ
漫画の紹介をさせて頂きます。「うちのセンセイ」と
いうまさに私のブログのテーマが漫画になったような
本です。私と同じ訪問診療をする医師と、男性の訪問
看護師が主人公で、漫画ですから多少誇張気味のところ
はあるにせよ良く取材されていると思いますし、堅苦しい
内容にならず、大切なことはきちんと伝わって来ると思い
ます。本当に、訪問診療をしていると日々このような
患者さんばかりです。

うちのセンセイ(1) (BE LOVE KC)

うちのセンセイ(1) (BE LOVE KC)

特に五十嵐さんの亡くなる前のシーンは、医療者や
家族の苦悩
がとても上手に描かれています。本当に
多くの方に読んで頂きたいです。。何が正解という
ことではなく、患者さんにとってベストは何か、
ということを考えるきっかけになると思います。